目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れるばかりになっています。
ヨハネ4:35

80年代は、各地方教会が「自分の足でしっかり立つ」時期でした。西日本教会議長も地方教会の牧師が選出されるようになり、各地方教会が独自性を出しながら、教会形成と伝道に取り組むことになります。その一方、開拓伝道が出来にくくなる状況の中で、「2000年50教会をめざして」が西日本教会の具体的目標として設定されました。

徳島地方で伝道していたフィンランド・ルーテル宣教会(FLM)との提携によって4つの教会が加えられ、西日本教会に豊かさが増しました。

81年
北大阪教会太子伝道所献堂
82年
『ルーテル教会信条』発行
83年
東京教会休止
84年
「心に光を」五千回記念
「2000年50教会をめざして」を承認
85年
小豆島教会献堂
86年
5代議長、広野善彰 北鈴蘭台教会、西神伝道所設立
87年
平野宣教師帰国
89年
フィンランド・ルーテル宣教会(FLM)宣教協力提携。吉野川、東徳島、阿南、大津教会が西日本教会に加入。
西明石、高丘チャペル開始
90年
西神教会献堂、仁摩教会献堂

[資 料]

西日本教会も設立30周年をむかえる教会が、つぎつぎにではじめている。これは、個々の教会がかなりの力と経験をもち、自力で歩みはじめているあらわれであろう。こうして、自立した教会がではじめて、かえって、西日本教会とは何かが問われている。お互いがまだ幼く、他の教会との協力や交わりで励まされていた関係が今では薄くなり個々の教会が、他との関係を希薄にしてもやっていけるので、他教会への関心が疎となる傾向にあるように見うけられる。・・各個教会間の活動協力、全体教会を巻き込んだ活動、あるいは年齢層や職域などの全般的プログラムなども期待される。各教会が自閉的にならず、自己目的にならず連帯をよりよく保つことが求められる。

『主の枝』163号、1980年、「議長就任ごあいさつ」有木義岳


こうした基本に徹するということをふまえながら、もう少し具体的に考えますと、一つは、現在西日本教会に与えられている働きを、大事に育てていくことを挙げたいと思います。教会と伝道地が30ヶ所与えられています。それを大事に育てて行く。そしてそれに開拓伝道で1つ2つと増やして行く。神学校、聖書学院もあります。蒜山のキャンプ場があります。放送事業をしています。文書伝道を聖文舎の共同経営者としてしています。幼稚園、保育園があります。学生伝道のためには片岡先生を送っています。日系人伝道のためには、正木先生が一人立って行って下さいました。海外伝道、千金先生の後継者を考えたいと思います。・・・ありがたいことに、40年の歴史の中で、ノルウェー伝道会が、大きな広がりを与えてくれました。色々したいことはありますが、まず、与えられたものを大事に育てていくことではないでしょうか。

『主の枝』185号、1990年、「西日本教会の伝道方策と実践」広野善彰